春に生まれて
夏が苦手です。
照らす太陽、輝く海のもと、キャミソールの下に水着を着てサングラスをかけた男女が、汗をかきつつスミノフの瓶片手に浜辺で仲間とBBQ
飽きれば時々海に入って、だんだん太陽が傾いてオレンジの空になってきたらみんなで一列に並んで浜辺に写った影を写真におさめたりして、
日が沈めばドンキホーテで仕入れた手持ち花火して、締めには線香花火もしちゃったりするんでしょう?
そんな雰囲気の時はたいてい、アイツらなんか2人でいい感じだな、なんて周りにもてはやされて恋が始まったりするんでしょうけど、この類の人たちはすでに彼氏彼女がいて意外と一途なのでそういことはない。ちゃんとわきまえてる。
だから純粋に仲間と最高の夏をエンジョイして1日が終わる。
あぁ何もかもが暑い、アツイ
そもそも暑いということが耐えられない。
太陽がジリジリと髪を焼く感覚が、5分も過ぎれば髪だけでなく確実に頭皮を焼く感覚が、全身ににじみ流れだす汗が、全て不快だ。突然「ア"ー、もうっ!!」と大声をあげたくなる。実際あげる。
私は汗をかきたくない
だから夏は多くを室内で過ごす
クーラーはもちろんのこと、扇風機もあるとベストだ
クーラーは設定を24度くらいで室内を一気に冷やして、あとは弱にして扇風機にあたる
冷たい風が髪を通り抜ける感じがすきだ
そこでカップのアイスを木のスプーンで食べて、希釈5倍のとこ7倍くらいで作ったカルピスを氷をカランカラン鳴らしつつ飲み、「うわー、もう言うことないわ、これがサイコーってやつでしょ」と言ったりする。もちろんひとりだ。
そうして夏をやり過ごしてきたので、男女グループで海やプールに行った経験も、手持ち花火をした経験もない。
冒頭のような夏のエンジョイイベントは室内では起こりえないのだ。
正直に白状しよう、これは嫉妬だ
あまりにも真っ直ぐな太陽への、目を背けたくなるほど眩しい夏をエンジョイする彼らへの、ジェラシー。
そもそも夏のエンジョイイベントって何だよ。ださい。
経験がないのが言葉の端々から伝わってくる。
暑いのはきらい、けど、楽しいのは羨ましい
今年の夏こそはエンジョイできるだろうか、男女グループとはみなどのように形成されるのですか
毎年サマーをエンジョイしてるナイスなボーイアンドガールのみなさん、有識者の意見お待ちしております。
あ、春生まれですけど、
春は花粉症でどろどろになるので単純にニガテです。